パリ五輪、昨晩は、男子個人総合決勝が行われました。
団体決勝では、日本の団体金メダルに日本中が歓喜に湧きましたが、この個人総合決勝も劇的な試合となりました。
男子個人総合決勝結果
金メダル 岡慎之助選手(日本)86.832
銀メダル 張博恒選手(中国)86.599
銅メダル 肖若鵬選手(中国)86.364
4位 イリア・コフトゥン選手(ウクライナ)86.165
5位 ジョー・フレイサー選手(イギリス)85.532
6位 橋本大輝選手(日本)84.598
7位 ジェイク・ジャーマン選手(イギリス)84.565
8位 オレグ・ベルニャエフ選手(ウクライナ)84.399
9位 クリストファー・メサロシュ選手(ハンガリー)83.899
10位 マッテオ・ジュベリーニ選手(スイス)83.332
日本の岡慎之助選手が金メダル!
ニッポンの宝、超新星の岡慎之助選手がやってくれました!!
体操ニッポン史上6人目のオリンピック個人総合王者誕生!
オリンピックの団体と個人総合2冠は体操ニッポン史上4人目の快挙とのこと。
おめでとうございます!!
持ち味のしなやかで美しい正確な体操が個人総合決勝でも光ってました。
そして着地が強い!縦横無尽に会心の演技を連発してました。
橋本大輝選手と中国の張博恒選手、大本命2人に大過失が出る中、ノーミスで伸び伸びと楽しそうに演技する姿は、まさに次世代エースの力を感じました。
一昨年に右膝前十字靭帯断裂の大怪我があり、この場に立つのに想像を絶するような苦労と努力があったと思います。それを乗り越えての快挙に感動します。
日本のエース橋本大輝選手は6位。
橋本大輝選手、今大会は苦しみました。
この個人総合決勝、ゆかと跳馬は素晴らしい演技でしたが、あん馬の落下もあり、つり輪、平行棒、鉄棒もきつそうでした。
怪我もあり、東京五輪個人総合王者の日本のエースとして背負っているものの大きさを考えると、すごい重圧があったことは想像に難しくないです。
団体金メダルは橋本大輝選手なしでは考えられないし、万全でないコンディションの中でもよく戦い抜いてくれました。
橋本大輝選手が本来、異次元の強さなのは体操ファンみんながよく知っています。
岡慎之助選手の優勝を自分のことのように喜ぶ橋本大輝選手、人柄が最高ですね。
この辺のチームとしての団結力が日本の強みだと思います。
中国エースの張博恒選手は銀メダル。
予選の得点は88.597ともの凄いものがありましたが、この個人総合決勝は最初のゆか、後方3回半ひねり(E)~前方宙返り1/2ひねりで転倒。
その後猛追。最終種目の鉄棒で14.866以上を出せば逆転優勝でしたが、チェコ式車輪で倒立が反るシーンがありました。あわや大きなミスになるところを力で立て直したところはさすがでしたが得点は14.633。1位の岡慎之助選手には届かず。
団体決勝の激闘での疲れもあったでしょうか。張博恒選手は団体決勝でも6種目やってますね。
橋本大輝選手と張博恒選手、東京五輪から3年間、世界の個人総合のトップを別次元で争い、世界の体操界を牽引してきた大本命の2人が個人総合で優勝するとは限らないのがオリンピック。
連覇がいかに至難の業なのかがわかりますね。
内村航平選手の偉業の凄さを改めて感じます。
岡慎之助選手が新王者になって、東京五輪王者の橋本大輝選手と、切磋琢磨していくと思うと、これから日本の体操界がますます盛り上がって強くなっていくと思います。
日本には楽しみな選手がたくさんいるので、ロス五輪に向けても未来は明るいですね。楽しみです。
パリ五輪、あとは種目別決勝がありますね。
あん馬で杉野正尭選手が予選4位。
平行棒で岡慎之助選手が予選3位、谷川航選手が予選8位。
鉄棒で杉野正尭選手が予選3位、岡慎之助選手が予選5位で決勝進出しているので、日本選手の活躍楽しみです!
頑張れニッポン\(^o^)/