akiraの体操観戦記

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2022世界体操選手権リバプール大会種目別決勝前半

世界体操選手権リバプール大会も後半戦、スペシャリストの祭典種目別決勝前半種目が行われました。

 

男子ゆか

優勝 ジャーニー・レジーニ・モラン選手(イギリス) 14.533(D6.2 E8.333)

2位 橋本大輝選手(日本) 14.500(D6.0 E8.500)

3位 土井陵輔選手(日本) 14.266(D6.2 E8.166)

4位 バンジャマン・オスベルジ選手(フランス) 14.233(D5.6 E8.633)

5位 ニコラ・バルトリーニ選手(イタリア) 14.233(D5.9 E8.333)

 

優勝はイギリスのジャーニー・レジーニ・モラン選手。

2014年のユース五輪の個人総合王者にして、2015年には横浜文化体育館で行われた国際ジュニア体操競技大会でゆかと跳馬を優勝した選手です。この時は17歳でしたが、既に完成度の高い演技を実施して、すぐにシニア大会でも上位にきそうな風格を持ってました。

このあと中々、世界の舞台に出てこないので、どうしたのかなと思ってましたが、2016年に骨折の怪我で一時は引退を考えたとのことでした。それを乗り越えて復活して、今回得意のゆかで金メダル!

国際ジュニア体操競技大会で見た安定感のあるダイナミックな演技にさらに磨きがかかっていて、着地をビシビシと決めて素晴らしい演技でした!

 

2位に日本の橋本大輝選手。

個人総合優勝から、翌日の1種目目ということで、連戦の演技となりましたが、疲労を感じさせない実施をするところが、さすが橋本大輝選手です。

リ・ジョンソン新月面と大技2発、今日も決めてきました!

最後まで着地を意識した演技でさすがでした!

スペシャリスト集う種目別決勝で見事な銀メダル!素晴らしいです!

 

3位に日本の土井陵輔選手。

日体大白井健三さんと内村航平さんの指導をうける土井陵輔選手、得意のゆか、白井健三選手を彷彿とさせる超高速ひねり技が素晴らしい!

着地もビシビシ決めてましたが、一箇所1歩足をだした時に僅かにラインオーバーがあったのが惜しかったです。

予選、団体決勝、種目別と初の大舞台で堂々とした演技、初代表で見事な種目別ゆか銅メダル!素晴らしいです!

 

女子跳馬

優勝 ジェイド・キャリー選手(アメリカ) 14.516

    1本目14.733(D5.6 E9.133) 2本目14.300(D5.0 E9.300)

2位 ジョーダン・チャイルズ選手(アメリカ) 14.350

    1本目14.500(D5.0 E9.5) 2本目14.200(D4.8 E9.400)

3位 コリーヌ・ドゥビヤール選手(フランス) 14.166

    1本目14.500(D5.4 E9.100) 2本目13.833(D5.0 E8.933減点01)

4位 エリザベス・ブラック選手(カナダ) 14.166

    1本目14.200(D5.0 E9.200) 2本目14.033(D4.8 E9.233)

5位 宮田 笙子選手(日本) 13.999

    1本目14.066(D5.0 E9.066) 2本目13.933(D4.8 E9.133)

優勝はアメリカのジェイド・キャリー選手。

脚力とバネが凄かったです!

2位にアメリカのジョーダン・チャイルズ選手。

アメリカがワンツーフィニッシュ。

アメリカ勢この種目さすがの強さを見せました!

 

日本の宮田笙子選手は5位。

2本とも着地見事でした!

放送では、日本女子選手の世界選手権種目別跳馬での5位は歴代最高順位と言ってました。2本違う系統の跳躍を揃える難しさのある種目、その決勝での堂々とした跳躍は素晴らしかったです。

笑顔で楽しそうに試合をしてるので頼もしさを感じます!

 

あん馬

優勝 リース・マクレナガン選手(アイルランド) 15.300(D6.4 E8.900)

2位 アフマド・アブアルスード選手(ヨルダン)14.866(D6.3 E8.566)

3位  ハルチュン・メルディニアン選手(アルメニア)14.733(D6.1 E8.633)

4位 ナリマン・カルバノフ(カザフスタン) 14.533(D6.3 E8.233)

5位 スティーブン・ネドロシク選手(アメリカ) 14.400(D6.2 E8.200)

6位 ローラン・デ マンク選手(オランダ) 13.533(D6.4 E7.133)

7位 土井陵輔選手(日本) 12.933(D6.1 E6.833)

 

優勝はアイルランドのリース・マクレナガン選手。

旋回のスピードが速くて、上手さを感じる選手です。

今大会、多くの選手を苦しめてきたこのあん馬で15.300を出すとは凄いです。

 

日本の土井陵輔選手は7位。

団体決勝で落下のあったショーンは成功させましたが、ウーゴニアンで手をつく位置がずれてしまい惜しくも落下。

ウーゴニアンやり直して成功させるところはさすがでした。

 

段違い平行棒

優勝 韋筱圓選手(中国) 14.966(D6.600 E8.366)

2位 シレス・ジョーンズ選手(アメリカ) 14.766(D6.400 E8.366)

3位 ニナ・デルバール選手(ベルギー) 14.700(D6.300 E8.400)

4位 エリザベス・ザイツ選手(ドイツ) 14.366(D6.100 E8.266)

5位  サナ・フェールマン選手(オランダ) 14.166(D6.2 E7.966)

 

優勝は中国の韋筱圓選手。

中国伝統の片手軸のひねり技が良かったです。

降りの伸身ムーンサルトも特別感ありました。

 

この種目東京五輪の王者で絶対的な強さを誇っていたニナ・デルバール選手(ベルギー)が豪快な手放し技連続の入った圧巻の演技を通しても3位だったというのが驚きでした。

冒頭のオリジナル技がひねり不足で不認定になり、0.2Dスコアが下がってました。ルール改正の影響も受けたでしょうか。今後克服してくるのか、注目ですね。

 

つり輪

優勝 アーデム・アシル選手(トルコ) 14.933(D6.300 E8.633)

2位 鄒敬園選手(中国) 14.866(D6.300 E8.566)

3位 コートニー・タロック選手(イギリス) 14.733(D6.100 E8.633)

4位    アルトゥール・アバティスアン選手(アルメニア) 14.600(D6.000 E8.600)

5位    尤浩選手(中国) 14.600(D6.7 E7.900)

6位 バハン・ダブティアン選手(アルメニア) 14.533(D6.0 E8.533)

7位    神本雄也選手(日本) 14.466(D6.4 E8.066)

 

優勝はトルコのアーデム・アシル選手。

力強い演技でした!

 

2位に中国の鄒敬園選手。

平行棒で絶対的な強さを見せる鄒敬園選手、つり輪もスペシャリストの中に入って2位は強化が凄いです。

思えば2015年の国際ジュニアでもつり輪で優勝して強さを見せてました。その時の演技もジュニア離れしてましたね。

 

日本の神本雄也選手は7位。

正確な力技に加えて、トレードマークのオニールからのほん転中水平では、歓声が起きてました。力強さだけでなく、しなやかさを併せ持つ神本雄也選手のつり輪は、種目別決勝の中にあっても光ってました。

降りはF難度の伸身新月面宙返り降り!惜しくも一歩動いて7位でしたが、攻めの姿勢は素晴らしかったです。

 

種目別決勝前半が終わり、男子ゆかで橋本大輝選手と土井陵輔選手、日本勢が2位、3位と2人表彰台、日本のゆかの強さを見せつけました!

おめでとうございます\(^o^)/

 

このあと、種目別決勝後半!世界体操選手権も最終日、最後までメダルラッシュだ!

頑張れニッポン\(^o^)/