akiraの体操観戦記

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橋本大輝選手が優勝!2019全日本ジュニア体操競技大会

全日本ジュニア体操競技大会、横浜文化体育館に観に行ってきました。

男子は、世界選手権代表の橋本大輝選手とユース五輪五冠の北園丈琉選手がインターハイに引き続き、ハイレベルな優勝争いを繰り広げました。

男子一部選手権団体結果

優勝 市立船橋高校体操クラブ 49.950

2位 清風体操クラブ 243.600

3位 関西 240.550

4位 市船ジュニア 239.650

5位 鶴見ジュニア体操クラブ 238.200

6位 相好・暁クラブ 230.300

7位 習志野高校体操クラブ 226.150

7位 埼玉栄体操クラブ 226.150

 

男子一部選手権個人総合結果

優勝 橋本大輝選手(市立船橋高校体操クラブ高3) 84.450

2位 北園丈琉選手(清風体操クラブ高2) 83.050

3位 土井陵輔選手(関西高3) 82.000

4位 安達太一選手(市立船橋高校体操クラブ高3) 81.450

5位 金田希一選手(市立船橋高校体操クラブ高3) 81.050

6位 江俣有寿彩選手(市立船橋高校体操クラブ高2) 80.850

7位 平松航河選手(市船ジュニア高2) 80.450

8位 岡慎之助(徳洲会体操クラブ高1) 79.750

8位 倉田玲男(市船ジュニア高3) 79.750

 

優勝は、橋本大輝選手。

1種目目のあん馬、交差倒立、ウーゴニアン、トンフェイ、後半の開脚旋回の移動技も見事でした。

ガッツポーズも出る納得の演技!全体トップの14.500!(D6.0 E8.5)

直前の練習では、なかなか通らず、苦しんでるように見えましたが、本番はさすがの勝負強さ!凄かった!

 

2種目目のつり輪、開脚上水平あたりまで見たのですが、

ちょうど北園丈琉選手のあん馬と重なってしまい、後半見逃しました。

点数が12.550だったので、なにかミスがあったか。

 

3種目目跳馬、ロペス(D5.6)を実施!大きく一歩動くもライン内でこらえる。全体トップの14.800(D5.6 E9.2)。

 

4種目目平行棒、ホンマ、ヒーリー、ディアミドフ、モイ、バブサー、後方屈伸2回宙返り(D)、小さく一歩。安定感のある見事な演技でした。全体2位の14.300(D5.7 E8.6)

 

5種目目鉄棒、アドラー1回ひねり大逆手(E)、カッシーナ、コールマン、伸身トカチェフ(D)、トカチェフ、伸身新月面宙返り降り、わずかな一歩。

素晴らしい演技でした。全体2位の14.000(D6.0 E8.0)

 

6種目目床、新月面素晴らしい高さ、各連続技の着地も安定感ありました。

全体トップの14.300

 

北園丈琉選手が2位。

1種目目の床、後方2回半ひねり(D)からの前方宙返り1/2ひねりで転倒。

これが響き12.150の苦しいスタートになってしまいました。

 

2種目目あん馬、持ち前の腰高の開脚旋回迫力ありました。アイヒホルン、開脚シュピンデル、開脚横移動、開脚マジャール移動、開脚シバド移動、降りも見事!

全体2位の14.000!

床のミスから気持ちを見事に切り替えました。

 

3種目目つり輪、果敢に中水平を実施。降りは伸身新月面宙返り降り(F)で着地一歩

全体5位の13.650

 

4種目目跳馬、いつものアカピアン(D4.8)ではなく、ドゥリッグス(D5.2)を実施してきました。僅かな一歩で抑え14.150

 

5種目目平行棒、ホンマ、ササキ、バブサー(E)、ティッペルト、前方かかえ込み2回宙返り半ひねり降り(F)着地ピタリ!

軽やかで正確な実施!凄かった。

全体トップの15.050(D6.3 E8.750)!15点超えに場内どよめき!

 

6種目目鉄棒、コールマン(E)、伸身トカチェフ(D)、開脚トカチェフチェコ式車輪、伸身新月面宙返り降りの着地はピタリと決めました!

素晴らしい演技!全体トップの14.050!

 

床での転倒が悔やまれる北園丈琉選手でしたが、それ以降はミスを出さずに強さを随所に見せてくれました。

 

団体戦市立船橋高校体操クラブと清風体操クラブの優勝争いとなりましたが、市立船橋体操クラブ強かった。

市立船橋体操クラブはエースの橋本大輝選手の活躍の他にもあん馬で安達太一選手がE難度の降り技を決めるなど全体3位の13.900。

つり輪で金田希一選手が、正確な姿勢の中水平2つを入れた力強い演技を決め全体1位の14.200。とあん馬41.300とつり輪41.350とチーム得点で1位の高得点を上げ、2位清風体操クラブに6.350もの差をつけ優勝!

 

清風体操クラブもエース北園丈琉選手の活躍の他にも鉄棒で木下渚選手がカッシーナ、コールマンと大技を決め、全体6位の13.400、末次耕太郎選手もカッシーナ、コールマンの大技を決め、全体11位の13.200で鉄棒のチーム得点は1位の40.650とってましたね。平行棒もチーム得点トップの42.050を出しました。団体2位。

 

 

先月の世界ジュニアで個人総合優勝した岡慎之助選手(徳洲会体操クラブ)は8位。

鉄棒で伸身トカチェフ(D)、伸身新月面宙返り降り、床で新月面着地ピタリ!、あん馬で大きい開脚旋回、つり輪で伸身新月面宙返り降り(F)、平行棒で前方かかえ込み2回宙返り半ひねり降り(F)着地ピタリ!と切れのある動きを随所に見せてました。

徳洲会体操クラブということで、田中和仁さんがコーチとして付き添っていました。

平行棒で着地ピタリのあとにハイタッチしてたのが、微笑ましかったです。

 

エレガント賞も発表され、男子は橋本大輝選手(市立船橋高校体操クラブ)、女子は青田萌楓選手(鶴見ジュニア体操クラブ)が選ばれました。

おめでとうございます\(^o^)/

 

表彰式の時に、池田敬子さんから男子個人総合優勝の橋本大輝選手に、世界選手権行っても頑張れよと激励のコメント!

床でもあん馬でもなんでもいいから金メダルをとってくるように、みんな応援してあげてくださいと激励がありました。

橋本大輝選手の勝負強さと成長の速さを見ていたら、やってくれるのではないかと期待しちゃいますね。頑張ってほしい!

池田敬子さんの閉会の挨拶の中で、横浜文化体育館の建替えについて、コメントがありました。35年間全日本ジュニア体操競技大会が行われてきたこの横浜文化体育館、今年いっぱいで解体されて、建替えに入るとのこと。

来年はここのちょっと後ろに新しい体育館を横浜市が協力して建設し、来年の試合はその新しい体育館で行います。

そして建替え工事の終わる3年後には、きちんと完成したこの体育館で行いたいとのことでした。

35年もの長い歴史の中で全日本ジュニアが行われてきたこの横浜文化体育館、私も国際ジュニアを含め、幾度も訪れ、未来の日本代表、未来の金メダリストの演技をたくさん見てきました。

長時間座っているとお尻が痛くなる椅子に毎回苦戦してましたが、今回がこの会場での最後の全日本ジュニア、感謝とともに感慨深いものがありますね。

新しい体育館も長く使われ、愛される体育館になってほしい!

 

来年はオリンピックもありますし、新しい体育館で全日本ジュニアが行われるとスケジュール的にもけっこう大忙しになりそうですね。

今回、出場した選手にも将来、日本代表の中心選手として活躍してくれそうな素晴らしい選手がたくさんいたので、体操ニッポンの未来は明るいですね。

がんばれニッポン\(^o^)/