akiraの体操観戦記

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2018アジア大会体操男子団体決勝

2018アジア大会、男子団体決勝が22日(水)に行われました。

男子団体決勝 22日(水)
優勝 中国(書弟、孫偉、肖若鵬、鄒敬園、林超攀) 260.950
2位 日本(千葉健太、長谷川智将、前野風哉、野々村笙吾、谷川翔) 248.550
3位 韓国(キム・ハンソル、リ・ヒョクジャン、リ・ジャエセオン、リ・ジュンホ、パク・ミンス) 247.400

優勝は中国チーム、2位の日本に12.4もの大差をつけての優勝となりました。
4年前のアジア大会は、2軍で臨んだ中国、同じく2軍で臨んだ日本に大差で敗れ、悔しい大会となりましたが、
今回は、世界選手権代表の国内トップチームで臨んで、雪辱を果たしました。
日本が大過失を連発したこともありますが、Dスコアが高く、ミスが少ない新生中国チーム、強力ですね。
個人総合世界王者の肖若鵬選手、銀メダリストの林超攀選手を中心にDスコアの高い書弟選手、孫偉選手といったハイレベルなオールラウンダーを揃え、新たに団体に加わった鄒敬園選手が得意の平行棒で16.1という異次元の超高得点出してきました。驚異です。

2位は日本チーム、世界選手権メンバーが参加していないとはいえ、全日本王者の谷川翔選手、最強世代の一角千葉健太選手、経験豊富な実力者野々村笙吾選手といった楽しみなメンバーで臨みましたが、あん馬、鉄棒で大過失を連発してしまい12点以上もの大差をつけられての2位となってしまいました。
床とつり輪は、中国を抑えて全体1位の得点を取れたのは良かったと思います。
中国もメンバーが代わり、つり輪でスペシャリストの劉洋選手がメンバーから外れた影響出てますね。
そのかわり、鄒敬園選手の加入であん馬と平行棒がより強力になっているので、戦術が変わってます。
あん馬だけで中国に4.150もの大差をつけられたのは、スペシャリストの長谷川智将選手が、落下で12.5と得点を大きく下げてしまったのが、痛かったです。予選では、落下しても14.4の高得点が出て評価が高かっただけに
成功させてほしかった。1回の落下で、そこまでの大きな減点をされるとは意外でしたが、アジア大会では、理不尽な採点をされてしまうことが過去にも多々あったので、隙きを見せることは避けたかったです。
千葉健太選手のキレのある美しいあん馬、つり輪、平行棒、落下の出来ない場面で見事に決めてきた鉄棒。谷川翔選手の力強い美しい平行棒。野々村笙吾選手の力強くしなやかなつり輪、前野風哉選手の床といい演技も随所にあったのは、良かったです。
若手の谷川翔選手、千葉健太選手、前野風哉選手が強敵の中国チームと戦えたのは、いい経験になったと思います。
東京五輪に向けて、より強くなってほしい!