akiraの体操観戦記

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徳洲会体操クラブが優勝!2022全日本体操競技団体選手権

全日本体操競技団体選手権、サンドーム福井に見に行ってきました。

サンドーム福井は1995年にアジアで初めて世界体操競技選手権が開催された、まさに体操の聖地ですね。

鯖江駅から20分ほど歩いてたどり着きました。

さすが北陸、風が冷たかったです。

サンドーム福井、真ん丸のアリーナと高い天井が特徴的な建物でした。

ここで27年前に世界体操競技選手権が行われたと思うと感慨深いものがあります。

福井のお土産コーナーも会場に設置されていました。ここでお土産買えて良かった。

越前太鼓のエキジビションもあり、地方で開催される大会のお祭り感が出ていましたね。

14時10分から2班の競技が行われ、それぞれの所属チームの誇りをかけたハイレベルな熱い戦いが繰り広げられました!

 

優勝 徳洲会体操クラブ 258.262

(高橋一矢選手、杉野正尭選手、春木三憲選手、

 北園丈琉選手、松見一希選手、カルロス・ユーロ選手)

2位 セントラルスポーツ 253.193

(谷川航選手、千葉健太選手、萱和磨選手、

 前野風哉選手、谷川翔選手、北村郁弥選手)

3位 鹿屋体育大学 250.593

(長谷川毅選手、手島克選手、上山廉太郎選手、

 津村涼太選手、金田希一選手、田邊友唯選手)

4位 順天堂大学 249.293

(三輪哲平選手、橋本大輝選手、榊原拓弥選手、

 森川顕範選手、江俣有寿彩選手、日髙 大輝選手)

5位 (公財)栃木県スポーツ協会 248.928

(青木翔汰選手、湯浅賢哉選手、前田航輝選手、

 山本威吹選手、中川将径選手)

6位 相好体操クラブ 247.726

(小森敬介選手、永吉雄選手、平野竣介選手、

 泉谷敬志選手、杉本海誉斗選手、山崎響太選手)

7位 日本体育大学 247.195

(笠岡義之選手、近藤衛選手、相羽拓郎選手、

 小峠一真選手、木下渚選手、土井陵輔選手)

8位 筑波大学 245.461

(中山怜選手、橘汐芽選手、末次耕太朗選手、

 長﨑柊人選手、上田悠太選手、平松航河選手)

 

優勝は徳洲会体操クラブ!

全日本シニア優勝の杉野正尭選手に、東京五輪代表の北園丈琉選手、全日本個人総合予選4位の松見一希選手、全日本種目別つり輪優勝の高橋一矢選手、つり輪と跳馬が強い春木三憲選手、そして先月行われた世界体操競技選手権リバプール大会種目別跳馬2位、平行棒3位のカルロス・ユーロ選手。
オールラウンダーからスペシャリストまでタレント揃いの豪華なメンバーで隙のない布陣を組んできた徳洲会体操クラブ、その強さは盤石でした。

第1種目ゆか

注目のカルロス・ユーロ選手、ゆかで後方2回半ひねり(D)〜前方屈伸2回宙返り(E)、伸身新月面、前方1回ひねり(C)〜前方2回半ひねり(E)、着地で1歩動くところが目立ちましたが、世界体操競技選手権リバプール大会で予選1位を取ったフル構成を通しきりました。ゆか全体2位の14.800(D6.4 E8.400)

第2種目あん馬

北園丈琉選手が雄大な開脚旋回で伸びやかな演技を見せました。全体11位の14.133(D5.7 E8.433)!

杉野正尭選手、徳洲会チーム対抗戦で見せたフル構成からは難度を下げての実施でしたが、それでもあん馬全体2位の14.733(D6.4 E8.333)!

第3種目つり輪

高橋一矢選手が重力を感じさせない力強い演技で新月面の着地もピタリ!つり輪全体1位の14.900!

春木三憲選手がつり輪全体2位の14.600!

スペシャリスト達が期待通りの高得点取ってきました。

第4種目跳馬

世界体操競技選手権リバプール大会種目別跳馬銀メダリストのカルロス・ユーロ選手、ブラニクを跳んできました。一歩跳ねましたが、屈伸姿勢を着地の直前まで保持していて、空中姿勢美しかった。
跳馬全体4位の14.900をたたき出し、この技の第一人者の谷川航選手のブラニクの得点14.866を僅かに上回りました。

第5種目平行棒

カルロス・ユーロ選手、この平行棒も世界体操競技選手権リバプール大会種目別銅メダリスト。シャルロ(E)で足が下がり、バランスを崩すも落下せず、力で倒立に戻すところは逆に体幹の強さを際立たせてました。13.966(D5.8 E8.166)

北園丈琉選手、ササキ、バブサーも雄大に決めて、前方かかえ込み2回宙返り半ひねり降りの着地ピタリ!平行棒全体3位の14.866(D6.2 E8.666)!

最後種目鉄棒

1人目の松見一希選手、カッシーナ、コールマンを決めて、鉄棒全体9位の14.033(D5.9 E8.133)!

2人目の北園丈琉選手もカッシーナ、コールマン、伸身トカチェフ(D)〜トカチェフ伸びやかに決めて、伸身新月面の着地も決めます!鉄棒全体2位の14.433(D6.3 E8.133)!

そしてダイナミックな鉄棒が持ち味の杉野正尭選手、今期から取り入れ見せ場の一つとなっているペガンを抜く安全策で確実にきました!それでもカッシーナを成功!もう一つの見せ場のコバチ〜コールマンの連続を見事に決めて会場を沸かせます!伸身新月面宙返り降りの着地も僅かに後ろに動く程度に抑えて決めました!
優勝を確信してガッツポーズ!
名門徳洲会体操クラブ、2007年以来の優勝!15年ぶりの王座奪還見事でした!

おめでとうございます!

チーム得点258.262は、世界体操競技選手権リバプール大会団体決勝での中国の優勝スコア257.858を上回ってますね。まさに世界最高レベルのチーム力見せてくれました!

 

2位にセントラルスポーツ

世界体操競技選手権リバプール大会個人総合銅メダリストの谷川航選手、

世界選手権の勢いそのままに好調な演技、あん馬以外の5種目に出場。

跳馬でブラニクを前に小さな1歩で抑えて全体5位の14.866!抜群にコントロールされた美しい跳躍さすがでした。

平行棒も全体4位の14.800!着地で体重が後ろにかかっても耐えて動かず、さすがの着地の強さ見せました!

頼れるキャプテン萱和磨選手はつり輪以外の5種目に出場!

安定感と気迫あふれる演技を見せました!苦戦する選手が多かったあん馬でも、安定感抜群の演技であん馬全体4位の14.466(D6.1 E8.366)!

最終演技者となった鉄棒でもコールマンを決めて鉄棒全体6位の14.166(D5.9 E8.266)!

豪快なガッツポーズ出ました!

千葉健太選手はつり輪で正確な力技と新月面の着地をピタリと決めました!つり輪全体4位の14.566(D6.1 E8.466)!強化しているこのつり輪、試合ごとに力強さが増してきてますね。スペシャリスト並の点数をたたき出しました!

世界体操競技選手権リバプール大会日本代表の谷川翔選手は演技を行いませんでした。

世界選手権から1ヶ月しか経っていない中での試合なので、コンディションの面で難しいものがあったのでしょうか。

セントラルスポーツ、ミスもありましたが、日本を代表するオールラウンダーが揃うチーム、さすがの総合力、2位に入りました!

 

鹿屋体育大学が3位。

2019年は10位、去年は4位で躍進著しい鹿屋体育大学が今年はなんと3位!初の表彰台となりました。

あん馬のチーム得点43.533は全チームの中で1位の得点!

津村涼太選手があん馬全体1位の14.900、長谷川毅選手があん馬全体6位の14.433、田邊友唯選手があん馬全体10位の14.200

安定感ありました!

 

順天堂大学が4位。

去年優勝の順天堂大学は、世界チャンピオンの橋本大輝選手にミスが連発するなど、苦しい戦いとなりました。

橋本大輝選手、あん馬で交差倒立が上がらず落下、移動でも足をぶつけてしまい2回の落下となり11.600を出してしまいました。

世界選手権の疲労と世界選手権直前に痛めていた手首の怪我の影響を感じます。

いつもは軽々行う跳馬でもロペスで横に大きく1歩動いて、両足ラインオーバーのミスそれでも空中姿勢はきれいでした。14.266。

平行棒も新たに入れたマクーツ(E)でダブルスイングのミス12.866。

世界体操競技選手権リバプール大会種目別銀メダルを取った得意の鉄棒は、アドラー1/2ひねり~コールマンを新たに実施し成功!カッシーナ、伸身トカチェフ(D)~トカチェフの連続も決め、伸身新月面宙返りの着地を僅かな1歩で決めて、鉄棒全体トップの14.633(D6.2 E8.433)を出し、意地を見せました。

順天堂大学のもう一人の実力者、三輪哲平選手は、跳馬でなんとヨネクラを実施!

最高難度の大技を片足が横に1歩動いただけで決めてきました!高さが素晴らしい!

15.233(D6.0 E8.233)と跳馬全体2位の高得点を出しました!

平行棒でも全体2位の15.000(D6.4 E8.600)を出しました!

順天堂大学は、大きなミスもあり、鹿屋体育大学に僅かに及ばず4位。

橋本大輝選手は世界選手権の前に手首を痛めながらも、団体銀、個人総合金、種目別ゆか銅、鉄棒銀と大活躍した世界選手権の疲労が残る中で、万全とは程遠い中での試合だったのかもしれません。

その中でも平行棒でマクーツ(E)、鉄棒でアドラー1/2ひねり~コールマンを新たに入れてくるなど、来年に向けての挑戦も見れました。

オフシーズンは体作りを優先するつもりで「自分自身で考えて、うまく練習をコントロールできるようにしたい」と話していたということです。

ゆっくり休んで、来年また世界最強の体操をつくりあげて頑張ってほしいです。

 

その他では、日本体育大学の土井陵輔選手、世界体操競技選手権リバプール大会の団体銀メダルメンバーですが、疲労があるのか、平行棒で12.900、鉄棒はカッシーナで落下があり13.733とミスがありました。

得意のゆかでは、G難度のリジョンソンや高難度のひねり技を次々決めて、ゆか全体1位の14.833(D6.4 E8.433)をたたき出しました!

あん馬で全体8位の14.400、跳馬で14.466と持ち味の正確で美しい演技も見せました。

 

今年は、徳洲会体操クラブの戦力が充実していて、11月のチーム対抗戦にファンを招いて行ったり、この団体で絶対に優勝するんだという意気込みの凄さを感じていました。

それでも勝利を呼び込むために、各選手が難度をおとしてでも18演技ミスなくつなげて、見事に優勝しました。

米田功監督や水鳥寿思強化本部長が選手だった頃の黄金時代に団体優勝した時以来、実に15年ぶりの団体優勝、見事な王座奪還!名門復活!目の当たりにして感動しました。

世界体操競技選手権リバプール大会に出場した選手達には、厳しい日程でしたが、チームのために頑張る姿には胸を打たれますね。

ゆっくり休んで疲れをとって、来年また最高の演技を見せてほしいと思います。

チームのために選手達が力を合わせる全日本体操競技団体選手権、今年を締めくくる良い大会でした。

帰りの特急しらさぎには、体操関係者がいっぱいでした。ネット配信で解説をしていたオラキオさんと同じ車両だったので、ひそかにドキドキしてました。

これも地方で行う大会での醍醐味の一つですね。

 

2022世界体操選手権リバプール大会種目別決勝後半

世界体操選手権リバプール大会もいよいよ最終日、種目別決勝後半種目が行われました。

 

男子跳馬

優勝 アルトゥール・ダフティアン選手(アルメニア)15.050

1本目15.000(D5.6 E9.500 減点0.1) 2本目15.100(D5.6 E9.500)

2位 カルロス・ユーロ選手(フィリピン)14.950

1本目15.000(D6.0 E9.100 減点0.1)  2本目14.900(D5.6 E9.300)

3位 イゴール・ラディビロフ選手(ウクライナ)14.733

1本目14.800(D5.6 E9.200) 2本目14.666(D5.6 E9.066)

4位 ガブリエル・ブルタネテ選手(ルーマニア)14.533

1本目14.666(D5.6 E9.066) 2本目14.400(D5.6 E8.800)

5位 カイオ・ソウザ選手(ブラジル)14.416

1本目14.333(D5.6 E8.733) 2本目14.500(D5.6 E8.900)

6位 イ ジュノ選手(韓国)14.316

1本目14.466(D5.6 E8.866) 2本目14.166(D5.2 E8.966)

7位 谷川航選手(日本)13.999

1本目14.166(D5.6 E8.666 減点0.1) 2本目13.833(D4.8 E9.033)

 

優勝はアルメニアのアルトゥール・ダフティアン選手。

クオリティの高いドラグレスク(D5.6)とロペス(D5.6)を見せました!

 

2位はフィリピンのカルロス・ユーロ選手。

1本目はなんとリセグァン2を実施、着地は一歩動きましたが、空中姿勢はきれいな屈伸姿勢が見てとれました。去年は完成度の高いドラグレスクで高得点を出していたカルロス・ユーロ選手、それを上回る最高難度の跳躍に挑戦して、リスクがありながら本番で実施し、なおかつ成功させてくるところがさすがですね。

2本目のロペス(D5.6)も着地をまとめてくるところがさすがです。

 

3位にウクライナイゴール・ラディビロフ選手。

1本目にドラグレスク、2本目にルーユーフを決めてきました。

リオ五輪の時には前人未到の4回宙返りにも挑戦していた選手なので、ずば抜けた高さがありました。

ウクライナマリウポリ出身のイゴール・ラディビロフ選手。非常に困難な事態に直面していたと思われます。その中でもこの舞台に戻ってきて見事な跳躍を2本実施しました。2本目を決めたあとの表情が背負っているものの大きさを物語ってました。

 

日本の谷川航選手は7位。

1本目に最高難度6.0のリセグァン2を実施して、大きな一歩でこらえましたが、膝の緩みがあったとして屈伸姿勢が認定されず、抱え込みとしてDスコアが0.4下がってしまう厳しい採点がありました。

2本目は、ロペス(D5.6)の予定がひねりが一回少ないアカピアン(D4.8)になってしまい得点伸ばせず。

谷川航選手、今まで跳馬は2本揃えなければいけないこともあり、予選をなかなか突破出来ませんでした。今大会は個人総合で銅メダルを取る活躍をしつつ跳馬も決勝に進んだので成長を感じます。
個人総合や団体でも大きな武器になっているリセグァン2のレベルアップはもちろんのこと、跳馬のメダルを取るためには2本目の精度を高めることも課題になってきますね。

 

平均台

優勝 渡部葉月選手(日本) 13.600(D5.5 E8.100)

2位 エリザベス・ブラック選手(カナダ)13.566(D5.5 E8.066)

3位 宮田笙子選手(日本)13.533(D5.8 E7.733)

4位 マリーヌ・ボイエ選手(フランス)13.300(D5.5 E7.800)

5位 スカイ・ブレイクリー選手(アメリカ)13.300(D6.2 E7.100)

 

今大会最大の驚きとなったのが女子の平均台、日本の渡部葉月選手が金メダル!宮田笙子選手が銅メダル!おめでとうございます\(^o^)/

有力選手に落下が相次ぐサバイバル展開の中、Dスコアで劣る渡部葉月選手がふらつきのない演技で着地を決めて1位!場内がどよめきました!

宮田笙子選手も最終演技者で多少のふらつきはありましたが、最小限に留めて屈伸ダブルの着地を一歩で耐え銅メダル!

去年の九州大会平均台の芦川うらら選手金メダル、村上茉愛選手銅メダルの快挙をこのリバプール大会でも再現してみせました!

2年連続でダブル表彰台を実現するとは平均台の日本女子の強さはもはや本物ですね!

村上茉愛選手らこれまで日本女子チームを牽引してきた主力が引退して、全員が初代表となり心配された新生日本女子チームでしたが、笑顔で明るい雰囲気があり、力を発揮してくれました。これからが楽しみです!

 

平行棒

優勝 鄒敬園選手(中国) 16.166(D6.900 E9.266)

2位 ルーカス・ダウザー選手(ドイツ) 15.500(D6.600 E8.900)

3位 カルロス・ユーロ選手(フィリピン) 15.366(D6.300 E9.066)

4位 フェルハット・アリカン選手(トルコ)15.066(D6.600 E8.466)

5位 ホシマル オーランド・カルボ モレノ選手(コロンビア)14.966(D6.700 E8.266)   

6位 神本雄也選手(日本)14.900(D6.500 E8.400)

 

優勝は中国の鄒敬園選手。

やはり強かったです。中国選手権などで、落下するシーンもあり、予選も難度を落とした演技だったので、どうかなと思いましたが、正確無比で伸びやかな演技は健在でした!16.166と新ルールでも16点超えをやってのけました。

 

日本の神本雄也選手は6位。

高難度の構成を通してきました。

着地の一歩が惜しかったです。

種目別平行棒は少しのミスも出来ない厳しい戦いになりますね。

 

平均台

優勝 ジェシカ・ガディロバ選手(イギリス)14.200(D6.0 E8.200)

2位 ジョーダン・チャイルズ選手(アメリカ)13...833(D5.8 E8.033)

3位 レベッカアンドラーデ選手(ブラジル) 13.733(D5.9 E7.833)

3位 ジェイド・キャリー選手(アメリカ)13.733(D5.9 E7.833)

5位 ナオミ・フィッセル選手(オランダ)13.666(D5.7 E7.966)

8位 宮田 笙子選手(日本)13.066(D5.3 E7.766)

 

日本の宮田笙子選手が8位。

リザーブから開始直前に出場が決まり、急遽の演技となる中、技を落として、大きなミスを見せずにやりきりました。

演技後にほっとした笑顔と涙を見せていたので、プレッシャーの大きさを感じましたね。

種目別決勝3種目に出場、日本女子のエースとして見事な活躍でした。

 

鉄棒

優勝 ブローディー・マローン選手(アメリカ)14.800(D6.300 E8.500)

2位 橋本大輝選手(日本)14.700(D6.4 E8.300)

3位 アルトゥール・マリアーノ選手(ブラジル)14.466(D6.0 E8.466)

4位 孫煒選手(中国)14.433(D6.4 E8.033)

5位 張博恒選手(中国)14.400(D6.2 E8.200)

6位 イリアス・ゲオルグ選手(キプロス)14.300(D5.9 E8.400)

7位 神本雄也選手(日本)14.166(D6.0 E8.166)

 

日本の橋本大輝選手は2位。

アドラー1/2ひねり~リューキン、カッシーナ、コールマンは見事に成功させましたが、伸身トカチェフ(D)からトカチェフに連続することが出来ず伸身トカチェフ単発になりました、着地も一歩跳ねてしまいました。

Dスコアは予定の6.7から0.3下がり6.4になり得点は14.700に留まり、1位ブロディー・マローン選手の14.800に0.1届かず、銀メダルとなりました。
橋本大輝選手は試合後のインタビューで「出発前、けがであまり練習が積めず苦しかったが、やりきれた感じがある。また着地は練習していきたい」と着地の大事さを口にしました。

鉄棒での銀メダルもちろん凄いのですが、橋本大輝選手の鉄棒は誰が見ても世界最高の演技を作り上げていたので、金メダルとってほしかった。

来年とパリ五輪では、リベンジしてほしいです。

 

日本の神本雄也選手は7位。

中技は見事でした。着地の一歩が惜しかったです。

つり輪、平行棒、鉄棒の種目別決勝3種目に出場した神本雄也選手、着地が動いてメダルに届かなかったこともあり、来年に向けて着地を特訓して、世界で突き抜ける方法を探していきたいと雪辱を誓いました。

 

世界体操選手権リバプール大会が終わりました。

時差が9時間もあり、連日の深夜から明け方にかけての放送で日本から応援する方も大変でしたが、世界のバラエティに富んだ体操と日本チームの活躍が見れて、楽しい9日間でした。

日本男子チームは予選で堂々とした演技で予選1位通過。団体決勝で銀メダルと悔しい思いをしました。個人総合で橋本大輝選手が金メダル、谷川航選手が銅メダルの歓喜がありました。種目別ではゆかで橋本大輝選手が銀メダル、土井陵輔選手が銅メダル、鉄棒で橋本大輝選手が銀メダルを獲得、もっと取れたという手応えもありながら、着地の大事さを改めて感じた世界選手権でした。

これからパリ五輪に向けて、選手はもう来年以降を見据えたコメントをしているので、パワーアップする体操ニッポン楽しみです。

頑張れニッポン\(^o^)/

2022世界体操選手権リバプール大会種目別決勝前半

世界体操選手権リバプール大会も後半戦、スペシャリストの祭典種目別決勝前半種目が行われました。

 

男子ゆか

優勝 ジャーニー・レジーニ・モラン選手(イギリス) 14.533(D6.2 E8.333)

2位 橋本大輝選手(日本) 14.500(D6.0 E8.500)

3位 土井陵輔選手(日本) 14.266(D6.2 E8.166)

4位 バンジャマン・オスベルジ選手(フランス) 14.233(D5.6 E8.633)

5位 ニコラ・バルトリーニ選手(イタリア) 14.233(D5.9 E8.333)

 

優勝はイギリスのジャーニー・レジーニ・モラン選手。

2014年のユース五輪の個人総合王者にして、2015年には横浜文化体育館で行われた国際ジュニア体操競技大会でゆかと跳馬を優勝した選手です。この時は17歳でしたが、既に完成度の高い演技を実施して、すぐにシニア大会でも上位にきそうな風格を持ってました。

このあと中々、世界の舞台に出てこないので、どうしたのかなと思ってましたが、2016年に骨折の怪我で一時は引退を考えたとのことでした。それを乗り越えて復活して、今回得意のゆかで金メダル!

国際ジュニア体操競技大会で見た安定感のあるダイナミックな演技にさらに磨きがかかっていて、着地をビシビシと決めて素晴らしい演技でした!

 

2位に日本の橋本大輝選手。

個人総合優勝から、翌日の1種目目ということで、連戦の演技となりましたが、疲労を感じさせない実施をするところが、さすが橋本大輝選手です。

リ・ジョンソン新月面と大技2発、今日も決めてきました!

最後まで着地を意識した演技でさすがでした!

スペシャリスト集う種目別決勝で見事な銀メダル!素晴らしいです!

 

3位に日本の土井陵輔選手。

日体大白井健三さんと内村航平さんの指導をうける土井陵輔選手、得意のゆか、白井健三選手を彷彿とさせる超高速ひねり技が素晴らしい!

着地もビシビシ決めてましたが、一箇所1歩足をだした時に僅かにラインオーバーがあったのが惜しかったです。

予選、団体決勝、種目別と初の大舞台で堂々とした演技、初代表で見事な種目別ゆか銅メダル!素晴らしいです!

 

女子跳馬

優勝 ジェイド・キャリー選手(アメリカ) 14.516

    1本目14.733(D5.6 E9.133) 2本目14.300(D5.0 E9.300)

2位 ジョーダン・チャイルズ選手(アメリカ) 14.350

    1本目14.500(D5.0 E9.5) 2本目14.200(D4.8 E9.400)

3位 コリーヌ・ドゥビヤール選手(フランス) 14.166

    1本目14.500(D5.4 E9.100) 2本目13.833(D5.0 E8.933減点01)

4位 エリザベス・ブラック選手(カナダ) 14.166

    1本目14.200(D5.0 E9.200) 2本目14.033(D4.8 E9.233)

5位 宮田 笙子選手(日本) 13.999

    1本目14.066(D5.0 E9.066) 2本目13.933(D4.8 E9.133)

優勝はアメリカのジェイド・キャリー選手。

脚力とバネが凄かったです!

2位にアメリカのジョーダン・チャイルズ選手。

アメリカがワンツーフィニッシュ。

アメリカ勢この種目さすがの強さを見せました!

 

日本の宮田笙子選手は5位。

2本とも着地見事でした!

放送では、日本女子選手の世界選手権種目別跳馬での5位は歴代最高順位と言ってました。2本違う系統の跳躍を揃える難しさのある種目、その決勝での堂々とした跳躍は素晴らしかったです。

笑顔で楽しそうに試合をしてるので頼もしさを感じます!

 

あん馬

優勝 リース・マクレナガン選手(アイルランド) 15.300(D6.4 E8.900)

2位 アフマド・アブアルスード選手(ヨルダン)14.866(D6.3 E8.566)

3位  ハルチュン・メルディニアン選手(アルメニア)14.733(D6.1 E8.633)

4位 ナリマン・カルバノフ(カザフスタン) 14.533(D6.3 E8.233)

5位 スティーブン・ネドロシク選手(アメリカ) 14.400(D6.2 E8.200)

6位 ローラン・デ マンク選手(オランダ) 13.533(D6.4 E7.133)

7位 土井陵輔選手(日本) 12.933(D6.1 E6.833)

 

優勝はアイルランドのリース・マクレナガン選手。

旋回のスピードが速くて、上手さを感じる選手です。

今大会、多くの選手を苦しめてきたこのあん馬で15.300を出すとは凄いです。

 

日本の土井陵輔選手は7位。

団体決勝で落下のあったショーンは成功させましたが、ウーゴニアンで手をつく位置がずれてしまい惜しくも落下。

ウーゴニアンやり直して成功させるところはさすがでした。

 

段違い平行棒

優勝 韋筱圓選手(中国) 14.966(D6.600 E8.366)

2位 シレス・ジョーンズ選手(アメリカ) 14.766(D6.400 E8.366)

3位 ニナ・デルバール選手(ベルギー) 14.700(D6.300 E8.400)

4位 エリザベス・ザイツ選手(ドイツ) 14.366(D6.100 E8.266)

5位  サナ・フェールマン選手(オランダ) 14.166(D6.2 E7.966)

 

優勝は中国の韋筱圓選手。

中国伝統の片手軸のひねり技が良かったです。

降りの伸身ムーンサルトも特別感ありました。

 

この種目東京五輪の王者で絶対的な強さを誇っていたニナ・デルバール選手(ベルギー)が豪快な手放し技連続の入った圧巻の演技を通しても3位だったというのが驚きでした。

冒頭のオリジナル技がひねり不足で不認定になり、0.2Dスコアが下がってました。ルール改正の影響も受けたでしょうか。今後克服してくるのか、注目ですね。

 

つり輪

優勝 アーデム・アシル選手(トルコ) 14.933(D6.300 E8.633)

2位 鄒敬園選手(中国) 14.866(D6.300 E8.566)

3位 コートニー・タロック選手(イギリス) 14.733(D6.100 E8.633)

4位    アルトゥール・アバティスアン選手(アルメニア) 14.600(D6.000 E8.600)

5位    尤浩選手(中国) 14.600(D6.7 E7.900)

6位 バハン・ダブティアン選手(アルメニア) 14.533(D6.0 E8.533)

7位    神本雄也選手(日本) 14.466(D6.4 E8.066)

 

優勝はトルコのアーデム・アシル選手。

力強い演技でした!

 

2位に中国の鄒敬園選手。

平行棒で絶対的な強さを見せる鄒敬園選手、つり輪もスペシャリストの中に入って2位は強化が凄いです。

思えば2015年の国際ジュニアでもつり輪で優勝して強さを見せてました。その時の演技もジュニア離れしてましたね。

 

日本の神本雄也選手は7位。

正確な力技に加えて、トレードマークのオニールからのほん転中水平では、歓声が起きてました。力強さだけでなく、しなやかさを併せ持つ神本雄也選手のつり輪は、種目別決勝の中にあっても光ってました。

降りはF難度の伸身新月面宙返り降り!惜しくも一歩動いて7位でしたが、攻めの姿勢は素晴らしかったです。

 

種目別決勝前半が終わり、男子ゆかで橋本大輝選手と土井陵輔選手、日本勢が2位、3位と2人表彰台、日本のゆかの強さを見せつけました!

おめでとうございます\(^o^)/

 

このあと、種目別決勝後半!世界体操選手権も最終日、最後までメダルラッシュだ!

頑張れニッポン\(^o^)/

2022世界体操選手権リバプール大会女子個人総合決勝

世界体操選手権リバプール大会女子個人総合決勝が11月3日の深夜3時30分(日本時間)から行われました。

 

優勝 レベッカアンドラーデ選手(ブラジル) 56.899

2位 シレス・ジョーンズ選手(アメリカ) 55.399

3位 ジェシカ・ガディロバ選手(イギリス) 55.199 

4位 アリス・キンセラ選手(イギリス) 55.065

5位 エリザベス・ブラック選手(カナダ) 54.732

6位 ジェイド・キャリー選手(アメリカ) 54.698

7位 欧鈺珊選手(中国) 53.899

8位 宮田笙子選手(日本) 53.798

14位 山田千遥選手(日本) 51.965

 

優勝はブラジルのレベッカアンドラーデ選手。

東京五輪の女子個人総合銀メダリストのアンドラーデ選手、さすがの強さを見せました。

高い身体能力を生かした跳馬とゆかは圧巻でした!

段違い平行棒平均台もクオリティ高かったです!

ブラジル人選手の世界選手権個人総合金メダルは初で、南米選手の同種目メダル獲得は、2007年大会で銅メダルとなったジャジ・バルボサ選手以来史上2人目となります。

 

2位にアメリカのシレス・ジョーンズ選手。

アメリカらしい高い身体能力を生かしたバネのあるパワフルな演技をする選手!

ゆかの演技は素晴らしかった!

 

3位にイギリスのジェシカ・ガディロバ選手、4位にイギリスのアリス・キンセラ選手、地元イギリス勢が大歓声をうけて3位、4位に入りました。

 

日本の宮田笙子選手は8位入賞!おめでとうございます!

跳馬はユルチェンコ2回ひねりで着地ピタリ!

ゆかの演技もH難度のチュソビチナを決め、迫力ありました!

笑顔で明るく楽しそうに試合してる姿が素敵な選手ですね。

 

日本の山田千遥選手も14位。この世界の大舞台でミスのない堂々とした演技見せてくれました!

 

ブラジルのレベッカアンドラーデ選手の優勝は驚きました。

強豪4カ国が強かった女子体操の歴史に新たな1ページが加わりましたね。

フレッシュな新世代メンバーとなった日本女子チーム、個人総合でも世界と十分に戦えるところを見せてくれました!

これからが楽しみです!頑張れニッポン\(^o^)/

2022世界体操選手権リバプール大会男子個人総合決勝

世界体操選手権リバプール大会男子個人総合決勝が行われました。

 

優勝 橋本大輝選手(日本) 87.198

2位 張博恒選手(中国) 86.765

3位 谷川航選手(日本) 85.231

4位 ブローディー・マローン選手(アメリカ) 84.931

5位 ジェイク・ジャーマン選手(イギリス) 82.865

6位 アシャー・ホン選手(アメリカ) 82.365

7位 イリア・コフトン選手(ウクライナ) 82.365

8位 カルロス・ユーロ(フィリピン) 82.096

 

橋本大輝選手が金メダル!谷川航選手が銅メダル!

日本勢がダブル表彰台!おめでとうございます\(^o^)/

日本勢のダブル表彰台は2000年以降では

2005年 冨田洋之選手金メダル、水鳥寿思選手銀メダル

2011年 内村航平選手金メダル、山室光史選手銅メダル

2014年 内村航平選手金メダル、加藤凌平選手銀メダル

2015年 内村航平選手金メダル、田中佑典選手銅メダル

に続く快挙!

 

橋本大輝選手は第1種目ゆかから集中力が研ぎ澄まされた演技。

第2種目あん馬、今大会ほとんどの選手にとって鬼門になっているあん馬を難度を落として美しく通しきりました。

第3種目つり輪、着地は新月面で確実に行いました、一歩動くも力強い演技!

第4種目跳馬会心のロペス!決まりました!

第5種目平行棒、着地僅かに動くも中技はつま先まで神経の行き届いた静と動が美しい魅せる演技!

第6種目鉄棒、団体決勝で落下のあったリューキンを抜いて確実に勝利を掴みに行きました。そして最後の着地まで完璧にピタリと決めました!

暫定トップに立っていた張博恒選手を上回る点が表示されるとヨッシャーとガッツポーズ!
群がるカメラマンをまだ試合が終わってないから退いてくれと、最終演技者谷川航選手を誰よりも応援する姿勢が橋本大輝選手の人柄がよく表れていて微笑ましかったです。谷川航選手が演技を成功させると誰よりも喜んでいました!
橋本大輝選手、存分に自身の美しい体操を魅せつけて隙を全く見せず、強かったです!本来の実力を出してくるライバルの張博恒のプレッシャーをものともせず、それを上回る演技を見せつける、王者の風格を感じました。

試合後のインタビューで内村航平さんからやっと真の世界チャンピオンになれたね。と声をかけられるとこの1年長かったです。

得点を気にせず、準備してきたことを一つ一つ丁寧にやった。自分自身をコントロール出来たっていうのが今の結果ですと胸を張った。

谷川航選手も持ち味の力強さとしなやかさを兼ね備えた演技で、キレのある演技に凄みがありました。
跳馬はリセグァン2を着地ピタリ!
超大技の着ピタに会場が沸きました!
春先にあれだけ苦戦した鉄棒もカッシーナを決めて見事に通しきりました!
いつもいい演技は随所でするけど、どこかでミスをしてしまうシーンが多かった谷川航選手ですが、今回はノーミスで通して、かつ会心の演技も出してきて世界のメダルを獲得!素晴らしかったです。これはついに覚醒しましたね。

 

内村航平選手が守り続けてきた日本の個人総合最強の伝統を見事に引き継ぎました。

橋本大輝選手と谷川航選手、おめでとうございます\(^o^)/

このあと種目別決勝が続きますね!

この流れにのってメダルラッシュだ!

頑張れニッポン\(^o^)/

徳洲会チーム対抗戦

今日は鎌倉の徳洲会体操クラブにお邪魔して、徳洲会チーム対抗戦を見てきました。

湘南モノレール湘南深沢駅からすぐ徳洲会体操クラブの体育館ありました。

入り口のところに既に行列が出来ていて、かっこいいスタッフの方が挨拶をしてファンを出迎えてくれました。

応援バルーンと手作りのパンフレットをもらい、いよいよ中へ。

トップ選手達が普段練習している体育館の中に入ることが出来て感無量でした。

ゆかがふかふかしていて、安全に配慮されているなと感じました。

並べてある椅子に全員が座り、開始時間になると、米田監督からの挨拶がありました。

そして選手達が体操クラブの子供達をつれて入場。

目の前のゆかでアップが行われると、あまりの近さと選手の技の迫力が圧巻でした。

 

今回の徳洲会チーム対抗戦はチーム杉野(杉野正尭選手、高橋一矢選手、米倉英信選手、石澤大翔選手、川上翔平選手)とチーム松見(松見一希選手、柚木健太郎選手、春木三憲選手、北園丈琉選手)の戦い。1種目ごとにそれぞれ2人演技して2人の得点がチーム得点となる方式で競います。

 

杉野正尭選手のゆかの迫力、高難度の技をやりつつ着地をビタビタと決めて、さすがでした。

 

松見一希選手はゆかが得意種目、新月面、シライ、シライ2と超高速ひねりを次々決めて、こんな間近で見れて感激でした。

 

ゆかの競技が終わると、今度は他の種目を見るためにゆかの上に椅子ごと移動。

競技用のゆかの上を歩くのは初めての体験でした。よく弾んでさわり心地よかったです。

 

あん馬、石澤大翔選手、途中落下がありましたが、きれいな旋回が光ってました!

 

杉野正尭選手のあん馬、注目のH難度のコンバインを決め、ショーンも成功!モギルニーで足をぶつけるも最後まで通しきって強かったです。15.200!(D6.9 E8.3)

 

北園丈琉選手は、ブスナリ(F)を新たに入れてきました。開脚旋回も思いきりの良さが伝わってきて大迫力でした。14.700!

 

つり輪は春木三憲選手、力強い演技見せてくれました!

 

高橋一矢選手もさすがつり輪のスペシャリストという演技、力強かったです!

 

前半種目が終わり、後半種目へ向けて15分間のフリー練習の合間に、怪我からの復活を目指す、岡慎之介選手と藤巻竣平選手とが、つり輪の力技の強化の成果を見せてくれました。怪我の回復とともに、力技もしっかり強化されてて、強くなって戻ってくるなと感じました。

 

後半種目が始まりました。

 

跳馬は杉野正尭選手のロペス(D5.6)着地ピタリ14.900!

 

北園丈琉選手の跳馬はヨー2(D5.6)着地ピタリ15.000!

 

米倉英信選手は跳馬でなんと屈伸リセグァンを実施!

惜しくも転倒となりましたが、高さがあって確かな屈伸姿勢が見て取れました!

14.400(D6.4 E8.00)

 

平行棒は北園丈琉選手、新たに入れたマクーツ(E)を決めてきました!

着地も決めて素晴らしい演技!15.000(D6.4 E8.600)

 

川上翔平選手の平行棒、マクーツ(E)成功!バブサー(E)で足をぶつけるミスありましたが、大きなミスにはせず、通しきりました。ヒーリーの捌きが素晴らしかったです。

14.600(D6.1 E8.500)

 

柚木健太郎選手の平行棒、冒頭に珍しい技パフニク決めてきました!

マクーツ(E)成功、降りは前方かかえ込み2回宙返りで着地決めてきました!

 

最終種目鉄棒

川上翔平選手はカッシーナ成功、コールマン成功、ウィンクラー成功!

ひねり技の捌きがバーの直上でひねり切られてちょうど倒立にピタッとはまり、見ていて気持ちがいいです。伸身新月面宙返り降りの着地ピタリと決めました!15.100(D6.4 E8.700)

 

松見一希選手の鉄棒、カッシーナ成功、伸身トカチェフ(D)で惜しくも落下、伸身トカチェフ(D)やり直して成功!伸身新月面宙返り降りの着地はピタリ!

13.500(D5.9 E7.900)

 

杉野正尭選手の鉄棒、ペガン成功!カッシーナ成功!コバチ~コールマン連続成功!

伸身新月面宙返り降りの着地は一歩動くも雄大な素晴らしい演技!

14.900(D6.6 E8.300)

 

北園丈琉選手の鉄棒、冒頭なんとリューキン入れてきました!見事に成功!

カッシーナ成功!コールマン成功!伸身トカチェフ(D)成功!チェコ式車輪!伸身新月面宙返り降りの着地僅かに一歩!盛りだくさんのこれまた素晴らしい演技でした!

14.700(D6.3 E8.400)

 

競技が終わり、松見チームが僅差で勝利!

トップ選手達の新しい技にも挑戦する全力の演技には胸を打たれます。

 

見てたファンが投票で選ぶMVPには北園丈琉選手が選ばれました!

MVPの北園丈琉選手にはスタッフとの食事会がプレゼントされました。

 

各選手からの挨拶があり、北園丈琉選手の見ている人の心に残るような演技をしたいという言葉が印象的でした。

今日の気持ちのこもった演技は確かに感動しました。

 

選手、スタッフ、得点の発表を手伝っていた体操クラブの子どもたち、そして観戦したファン全員で集合写真を撮り、思い出に残る一枚となりました。

 

最後に観戦したファン全員に選手全員のサインの入った色紙がプレゼントされました。

50人分に選手全員がサインしてくれたのかと思うと胸が熱くなりますね。

大事に飾りたいと思います。

 

徳洲会チーム対抗戦、スタッフの皆さんは親切で温かいし、トップ選手達の迫力ある本気の演技が間近で見られて感激でした。

米田監督の生解説も選手の演技の凄さを際立たせていました。

選手の頑張りには、いつも勇気と元気をもらいます。

今日は最高の体験をさせてもらいました。

徳洲会体操クラブの選手とスタッフの皆様、ありがとうございました!

これからも応援します!

 

2022世界体操選手権リバプール大会男子団体決勝

世界体操選手権リバプール大会男子団体決勝

大一番行われました!

優勝 中国    257.858

2位 日本   253.395

3位 イギリス 247.229

4位 イタリア 245.995

5位 アメリカ 245.692

6位 スペイン 244.027

7位 ブラジル 241.362

8位 韓国        232.828

日本チームは2位、銀メダルとなりました。

最初のゆかは谷川翔選手が着地をピタピタ決めて14.500、橋本大輝選手もリ・ジョンソン新月面を決め14.500、土井陵輔選手がシライ2、超高速のひねり技を決め14.366、チーム得点全体トップの43.366で好スタート!

 

2種目目あん馬に魔物が潜んでいました。

予選で大過失のあった橋本大輝選手は難度を下げるも見事に通しガッツポーズ!14.433これがあん馬の中で本日全体1位の得点となりました。

予選で好演技をした土井陵輔選手がショーンで落下13.033。

ポイントゲッターの谷川翔選手は旋回がいつもより重たくリズムを崩しながらもなんとか高難度の開脚旋回のひねり技を続けます。ブスナリ(F)は決めましたが、ウルジカ2で落下、再開後もリズムにのれない旋回が続き、降りもバランスを崩してしまい11.000と大きく得点を落とす演技となってしまいました。

プレッシャーとジムノバの器具自体のやりにくさもあったでしょうか。

日本チームもここで大きく得点を落としましたが、それでもあん馬のチーム得点38.466は中国に次ぐ2位の得点。ほとんどのチームが大過失を出してあん馬が鬼門になってました。

 

第3種目つり輪

谷川航選手が着地をピタリと決めて14.100!

橋本大輝選手は降りで伸身新月面宙返り降りやってきました。

着地は一歩動きましたが、大技を大舞台で挑戦してくる姿勢はさすがエース!13866!

神本雄也選手はさすがの力強い演技で14.433!

頼れるベテラン仕上がりの良さを感じさせます。

 

第4種目跳馬

土井陵輔選手がシューフェルトで着地ピタリ14.700!

谷川航選手がブラニクを決めて14.766!

橋本大輝選手がロペス(D5.6)で珍しく大きな一歩、ラインオーバーありましたが、手をつかないで我慢するところに凄さを感じましたね。

第5種目平行棒

谷川航選手、素晴らしい完璧な演技!キレッキレな動きの良さがあり、個人総合予選1位も納得です!14.933は本日の平行棒3位の高得点!

神本雄也選手、盛りだくさんのパワフルな平行棒、着地僅かに動きますが14.766と高得点!

谷川翔選手、中技は素晴らしかったですが、降りでバーに足をぶつけるミスがあり着地を乱しましたが、大きなミスにはせず踏みとどまりました。14.300

 

第6種目鉄棒

土井陵輔選手、カッシーナ、コールマンと最高の位置で持ちました!伸びやかでしなやかな美しい体操を体現するような鉄棒見せてくれました!鉄棒本日全体トップの14.700!Dスコアも6.4と高い!

神本雄也選手、カッシーナ、コールマンと危なげなく、いつもの神本雄也選手の鉄棒見せてくれました。さすがベテランの頼れる安定感!14.200

橋本大輝選手、アドラー1/2ひねり~リューキンで落下、カッシーナ、コールマンは軽々と決めました。伸身トカチェフ(D)が近づき、連続には行けず、最後の伸身新月面宙返り降りの着地はピタリと決めました!13.133

トップ中国との点差がかなり開いている中での演技で難しい面もあったでしょうか、大技リューキンで落下がありましたが、着地は決めるところにエースの意地を感じました。

日本のチーム得点は253.395、ミスもあり、予選の260.695からは7.3も得点を落としてしまいましたが、随所にいい演技も見れ、慣れない器具の中、堂々と戦い抜きました。

3位までに与えられるパリ五輪の出場権もしっかり確保出来てよかったです。

 

優勝は中国、予選は大過失を連発して4位となりましたが、決勝は別物の強さでしたね。

最初の種目あん馬で孫偉の落下がありましたが、他のチームと比べると傷口を最小限に食い止めたことになりますね。

その後も崩れずにほころびを見せませんでした。

中国の決勝の得点257.858、日本の予選の得点は260.695だったので、日本もそれ以上の得点を出せる力は間違いなくあるはず、やはり最後は気持ちの勝負になってきますね。

来年の世界体操、そして再来年のパリ五輪でも団体は熾烈な戦いになると思うので、この経験を生かして、団体金メダル目指して頑張ってほしい!

そして、個人総合、種目別と大会はまだ続くので、最後までしっかりと日本の美しい体操を世界に見せつけてほしい!

頑張れニッポン\(^o^)/